炭素材料学会紹介

炭素材料学会は、炭素材料に関連した科学ならびに技術の進歩を図り, あわせてその知識の普及に資することを目的とする学術団体です。年会セミナー・講習会会誌「炭素」(年2号刊行)、論文誌「Carbon Reports」(年4号刊行)を通して、当該領域の研究交流推進、研究成果の周知・技術的発展の啓蒙活動に大きく貢献しています。また、本会所属の若手研究者が50年以上に渡って運営してきた炭素材料に関する夏季セミナーや、近年発足した次世代の会による活動などを通じて、積極的に若手研究者を支援しています。

The World Conference on Carbon “CARBON”はアジア、米国、欧州の3地域の輪番で毎年開催され、各国の炭素材料に関する研究者が一堂に会する最も重要な国際会議であり、炭素材料学会は長年重要な役割を果たしています。2020年の京都開催はコロナ禍のために中止となりましたが、2030年に日本国内で開催することが決定しています。

学会沿革(炭素材料学会の歴史)

1949年(昭和24年)
「炭素材料研究会」発足*、会誌「炭素」創刊号の発刊
1963年(昭和38年)
第一回炭素材料に関する夏季セミナー開催
1964年(昭和39年)
国際炭素会議開催(東京)
1974年(昭和49年)
「炭素材料研究会」から「炭素材料学会」に名称変更、第一回炭素材料学会年会の開催
1982年(昭和57年)
国際炭素会議International Symposium on Carbon(豊橋)開催
1990年(平成2年)
国際炭素会議International Symposium on Carbon(つくば)開催
1998年(平成10年)
国際炭素会議International Symposium on Carbon(東京)開催
2008年(平成20年)
CARBON2008(長野)開催
2009年(平成21年)
創立60周年特別講演会
2019年(令和元年)
創立70周年特別講演会
2020年(令和2年)
CARBON2020(京都)コロナ禍のため中止
2022年(令和4年)
論文誌「Carbon Reports」の創刊

*資料:よろず事始めの時代(炭素2001[No.197]96-99.)