機関誌について

機関誌の和文/英文記事の取り扱い

2022年1月(炭素301号)より学会機関誌「炭素」を2誌化に体制移行し,新たに論文誌「Carbon Reports:CR」を完全オープンアクセス誌「Carbon Reports」として発刊しました。発刊当初年間8,000程度だったアクセス延数は,2024年11月時点で17,000(約90か国)までに増加し,国際的な認知度も高まってきました。一方,今年5月に実施した機関誌アンケートでは,「CR」を国際学術誌として確立すべく,完全英文化を望む声が多く寄せられました。
編集委員会ではこのような状況を踏まえ,あらためて学会機関誌の在り方を協議した結果,2025年度号より,「炭素」を和文誌,「CR」を英文論文誌として再編成することにいたしました。言語区分を明瞭にすることで,海外からの投稿誘導に繋がるものと期待されます。
つきましては,2025年1月(運営上は2024年12月)より,炭素誌は300号以前の投稿規定に準じた和文論文/会員情報(Web発行(年2回))として編成し直すことにいたします。再編後の投稿規定(改訂版)はJ-STAGE「炭素」でご確認下さい。英語論文はこれまで通り「CR」にご投稿頂けますようお願い申し上げます。尚,論文賞はCR誌掲載記事より選考(学術材料学会賞規定第6条)されますので,論文賞の審査対象となることを希望される場合,英文でのご投稿をご検討下さい。「CR」では,会員特権として簡易英文校閲無償サービスを用意しております。また,引き続き炭素誌につきましては,ご希望のユーザにはオンデマンド印刷により冊子体の年間購読やバックナンバー販売をご利用いただけます。

炭素誌のオンデマンド印刷をご希望の方へ

価格や手続きについては事務局までお問い合わせください。

炭素材料学会事務局
〒162-0801 東京都新宿区山吹町358-5 アカデミーセンター
TEL:03-6824-9360(代表)
E-mail:tanso-post[at]as.bunken.co.jp([at]を@に変更してください。)

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■ 炭素(和文論文を含む会員情報誌)

研究成果を広く江湖に発表するとともに,同学同好の士の研究との交流を図り,洋々たる炭素工業の発展を期することを目的に,広く炭素材料に関連する独創的な論文,コミュニケーション,解説・総説類および興味あるトピックス,および炭素材料学会の会員相互に知らせる情報記事を,会員限定公開の形で提供するものです(和文限定)。

投稿方法

ご投稿の方法や投稿区分,著作権譲渡承諾書については,J-STAGE上の炭素誌ページをご参照ください。

■ Carbon Reports(英文論文誌)

Carbon Reports誌は,炭素材料に関する優れた知見を所属学会や国内外を問わず集めて原著論文ならびに総説・解説等として,迅速に広く公開する英文論文誌です。「優れた知見」とは必ずしも流行のテーマの沿ったもの,引用頻度が高くなると予想される学術記事のみを指すのではなく、現在はあまり注目されていない分野でも継続して深く掘り下げて学術的な意味づけを行ったもの,1つ1つは断片的であっても集積することにより全体像が見えてくる新しい事実,さらには否定的な結論や失敗事例なども含めて,精査のうえ整理して継続的に広く周知・記録することにより将来の炭素材料の科学・工学に資すると考えられる知見を含んでいるものとなります。

投稿方法

Carbon Reports誌は,幅広い分野の炭素材料関連の論文を建設的な査読プロセスにより論文の質をさらに高めて、J-STAGE上において迅速に出版する英文雑誌です。ご投稿の方法はJ-STAGE上のCarbon Reports誌ページをご参照ください。

お願い

J-STAGEの炭素誌記事について落丁,ページの不整合,画像データの不備などにお気づきの際には,学会事務局までお知らせいただければ幸いです。

種別日本語英語
投稿論文全ての種別炭素Carbon Reports
依頼論文(特集号)解説・総説炭素Carbon Reports
依頼論文(受賞記念)学術賞・奨励賞の記念論文Carbon Reports
依頼論文(受賞記念) 技術賞の記念論文Carbon Reports
依頼論文(上記以外)解説・総説炭素Carbon Reports
上記以外の記事旧炭素誌に掲載の会員交流関連記事炭素

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機関誌の2誌化・Web化の経緯について