宇宙を切り拓く炭素材料 ~人類の未来への挑戦と材料開発~
我々人類は,空を見上げるたびに,あそこには何があるのだろうか,あの先には何があるのだろうかと思いをはせてきた。1957年,1961年と旧ソ連が立て続けに人工衛星の打ち上げと人類の宇宙への往還を成功させ,1969年にはアメリカ合衆国が人類の月面着陸を成功させた。その後,様々な用途に対応するための人工衛星の打ち上げと活用,国際宇宙ステーションでの人類の長期滞在など,研究目的,産業目的として人類の宇宙への進出は周知の事実である。最近,我が国では,新たに2名の宇宙飛行士候補者が選出された。また,我が国を含め各国が協力して,アルテミス計画の下,再度,月への旅を進めている。俄然,宇宙関係の話題が注目されてきており,学術利用だけでなく,産業利用や軍事利用などのすべての分野で競争と共生の中にいる。そして更なる未来では,太陽系外への進出や宇宙への移住も視野に入っている。宇宙空間のような極限状態下で使用される構造部材や電池などとして,炭素材料が幅広く利用されている。
そこで本セミナーでは,「人類の未来への挑戦のため,宇宙開発に利用されている炭素材料」を特集し,宇宙での炭素材料の利用,ロケット,人工衛星,宇宙ステーションの構造部材に使用されている炭素繊維や複合材料,宇宙にて使用されているイオン液体電池,そして宇宙エレベーターの実証実験など,学術的基礎から最新の利用状況ならびに今後の展望などを,関連分野の研究者の方々に講演していただきます。宇宙開発の現状だけでなく,様々な極限状態下で使用される炭素材料の学術的基礎から利用状況などに興味を持たれている方々の多数のご参加をお待ちしております。
日時
2024年1月19日(金)10:00~16:50
場所
オンライン開催
主催
炭素材料学会
協賛
日本化学会,応用物理学会,日本機械学会,日本セラミックス協会,電気化学会,日本材料学会,日本複合材料学会,高分子学会,日本航空宇宙学会,繊維学会,フラーレン・ナノチューブ・グラフェン学会,ナノファイバー学会,日本化学繊維協会,炭素繊維協会,宇宙エレベーター協会
参加費(消費税及びテキスト代を含む)
【個人料金(1名のみ接続可)】
正会員・賛助会員・協賛正会員 25,000円
学生会員(協賛学協会含)5,000円
非会員 35,000円
学生非会員 10,000円
【グループ料金(最大5名接続可)】
正会員・賛助会員・協賛学協会正会員・学生会員(協賛学協会含)・学生非会員からなるグループ 40,000 円
学生会員(協賛学協会含)のみのグループ 7,500円
非会員を含むグループ 55,000円
学生非会員のみまたは学生会員(協賛学協会含)・学生非会員からなるグループ 15,000円
(※グループ選択は,以下の例をご参考ください。例3のように、個人参加とグループ参加とを組み合わせたほうがお得となる場合もございます。)
例1:正会員2名,学生会員(協賛学協会含)2名,学生非会員1名のグループの場合
⇒「正会員・賛助会員・学生会員(協賛学協会含)・学生非会員からなるグループ40,000円」
例2:正会員1名,非会員1名,学生会員(協賛学協会含)2名の場合
⇒「非会員を含むグループ 55,000円」
例3:正会員1名,学生会員(協賛学協会含)3名のグループの場合
⇒「正会員・賛助会員1名 + 学生会員(協賛学協会含)のみのグループ(25,000円+7,500円=32,500円」
プログラム
(敬称略)
表紙
目次
- 10:00~11:00
宇宙における部材開発とCFRP部材
(JAXA)後藤 健 - 11:10~12:10
宇宙用C/Cコンポジット部材
(JAXA)青木卓哉 - 13:30~14:30
宇宙産業の今
(JAXA)藤平耕一 - 14:40~15:40
宇宙エレベーターの開発
(日本大学)青木義男 - 15:50~16:50
宇宙用イオン液体電池
(関西大学)石川正司
申込方法
WEB上の手続きによる申し込みをお願いいたします。
郵便振替での支払を希望される方は, 学会HP から1月8日(月)までにお申込みください。
クレジットカードでの決済の場合,申込登録は,1月14日(日)まで受付可能です。
登録完了後,郵便振替票付請求書をお送りさせていただきます。参加費は1月14日(日)までにご納入ください(払込期日厳守)。
参加申込に関するお問い合わせはこちら
炭素材料学会 1月セミナーヘルプデスク
E-mail:tanso-koshukai[at]conf.bunken.co.jp([at]を@に変更してください。)
FAX:03-5227-8632