「電気化学エネルギーデバイスに関わるポーラスカーボン
~キャパシタ・レドックスフロー電池・バイオ燃料電池・空気電池用電極~」
ポーラスカーボン(多孔質炭素)電極は,多様な細孔構造・結晶構造・表面化学構造を有しており,その特性を生かして様々な応用がなされてきました。現在,最も盛んに研究開発が進められているのが,キャパシタや電池などの蓄電デバイス用の電極材としての用途です。電気化学的な蓄電デバイスは,小型携帯電子機器の電源として長く使われてきているだけでなく,近年では電気自動車用電源,再生可能エネルギーの蓄電源としても利用されており,今後もエネルギー資源の有効活用・ユビキタス社会の実現に向けて,大きな期待が寄せられています。このようにポーラスカーボン電極は,蓄電デバイスのキーマテリアルの一つであるにもかかわらず,その重要性が増すとともに製法・構造・用途がますます多様化・複雑化しているため,今後の研究開発の方向性や将来性を理解するうえで,やや混沌として難解な分野になってきている現状にあります。そこで,本セミナーでは電気化学エネルギーデバイス用ポーラスカーボン電極における第一線の研究者をお招きして,皆様のスキルアップを目的とした講演会を企画いたしました。本材料の「今」を1日で修得なさりたい方にお薦めの内容となっておりますので,関連分野に関わりや興味のある方々のご参加をお待ちしております。
日 時
平成28年9月2日(金)10 : 00~16 : 40
場 所
日本教育会館8階第三会議室
http://www.jec.or.jp/koutuu/index.html
主 催
炭素材料学会
協賛(予定)
電気化学会・電気化学会電池技術委員会・電気化学会キャパシタ技術委員会・日本吸着学会・応用物理学会・日本セラミックス協会・大阪科学技術センター
定 員
80名
参加費
正会員(協賛学協会含)・賛助会員 25,000円,学生会員(協賛学協会含)5,000円,非会員 35,000円,学生非会員 10,000円(消費税およびテキスト代を含む)
プログラム
- 10 : 00~10 : 50
電気化学エネルギーデバイス用ポーラスカーボン電極~電気化学キャパシタを中心に~
(群馬大学)白石壮志 - 10 : 55~11 : 45
ポーラスカーボン電極のナトリウムイオンキャパシタへの応用
(産業技術総合研究所)加登裕也 - 13 : 00~13 : 50
グラフェン系多孔体電極
(東北大学)西原洋知 - 13 : 55~14 : 45
燃料電池/レドックスフロー用ポーラスカーボン電極
(大阪市立工業研究所)丸山 純 - 14 : 50~15 : 40
金属空気二次電池のためのポーラスカーボン電極
(京都大学)宮崎晃平 - 15 : 45~16 : 35
ポーラスカーボン電極を用いたプリンタブルバイオ燃料電池によるエネルギーハーベスティングと自己駆動型ウェアラブルセンサへの応用
(東京理科大学)四反田 功
申込方法
郵便振替での支払を希望される方は,学会HPから8月18日(木)までにお申込みください。
クレジットカードでの決済の場合,申込登録は,8月30日(火)まで受け付け可能です。
セミナー申込
登録完了後,郵便振替票付請求書をお送りさせていただきます。
参加費は8月26日(金)までにご納入ください(払込期日厳守)。
当日の申込みも会場にて受付けております。
■ 参加申込に関するお問い合わせはこちら
炭素材料学会スキルアップセミナーヘルプデスク
E-mail:tanso-desk[at]bunken.co.jp([at]を@に変更してください。)
FAX:03-3368-2827
■ 日本教育会館へのアクセス
http://www.jec.or.jp/koutuu/index.html