炭素材料学会1月セミナー

「炭素材料の凝集と分散~基礎から応用」

 炭素材料は,活性炭,カーボンブラック,炭素繊維等の幅広い産業分野で活用され,最近では,カーボンナノチューブ,グラフェン等の新たな分野での研究・開発,さらには実用化も活発に進められております。9月に開催されましたスキルアップセミナーに於いて,炭素材料の凝集と分散に焦点を当て,基礎理論から,電池,あるいはインク等への応用までを幅広く理解することを目的に,各分野でご活躍の先生方から講演をいただきました。今回は,粉体装置から,粉体の製造,混練,さらには電気伝導特性等まで,幅広い分野に渡った話題を提供して戴く予定としております。今後,エネルギーデバイスマテリアルとして,ますます重要性が高まっていくと考えられる炭素材料の開発に役立つものと考えられます。
 炭素材料の研究・開発をされている方や各種用途への応用,展開に取り組まれている方々のご参加をお待ちしております。

日 時

平成28年1月22日(金)10:00~17:00

場 所

日本教育会館 http://www.jec.or.jp/
東京都千代田区一ツ橋2-6-2

主 催

炭素材料学会

協 賛

日本化学会,電気化学会,応用物理学会,日本セラミックス協会,日本表面科学会,日本吸着学会,大阪科学技術センター

定 員

80名

参加費

正会員(協賛学協会含)・賛助会員 25,000円 , 学生会員(協賛学協会含) 5,000円 , 非会員 35,000円 , 学生非会員 10,000円(消費税及びテキスト代を含む)

プログラム

  1. 10:00~10:50
    「粒子状物質の“粉体”としての取り扱いの基礎-付着性とその評価- 」

    (岡山大学)後藤邦明
    ① 粉体操作中の粒子挙動
    ② 付着力と付着性
    ③ 付着性の評価法
    ④ 粒子の分散についての一考察
    ⑤ 一軸圧縮成形についての一考察
  2. 10:55~11:45
    「炭素材処理を目的とした最新の粉体装置の紹介」

    (ホソカワミクロン(株))近藤直幸
    ① 炭素材料市場の動向
    ② 工業用炭素材料 処理機器及び装置の紹介
    ③ 2次電池負極材料 処理機器及び装置の紹介
    ④ 電気2重層キャパシタ材料 処理機器及び装置の紹介
    ⑤ おわりに
  3. 13:00~13:50
    「炭素材料バルク材から粉末の体積抵抗率測定について」

    ((株)三菱化学アナリテック)西井俊文
    ① 低抵抗率測定の原理(4端子法と2端子法の違い)
    ② 4端子法と4探針法の違い
    ③ 4探針法による体積抵抗率測定
    ④ 粉体の体積抵抗率測定
  4. 13:55~14:45
    「カーボンブラックのゴムへの分散・配合技術」

    ((株)ブリヂストン)山田 浩
    ① タイヤにおけるカーボンブラックの役割
    ② カーボンブラック粉体特性の評価
    ③ カーボンブラックのゴムへの混練り・分散
    ④ カーボンブラックのゴム特性への影響
  5. 14:50~15:40
    「長尺の単層CNTを用いたゴム複合材料開発の現状」

    (産業技術総合研究所)阿多誠介
    ① 長尺の単層CNTの特徴
    ② CNTの分散および評価技術
    ③ CNTの熱伝導性材料への利用
    ④ CNTによる高分子の耐熱性の向上
    ⑤ CNT複合材料の設計指針
  6. 15:45~16:35
    「可燃性粉じんの危険性」

    ((株)住化分析センター)田中則章
    ① 粉じん爆発の特徴
    ② 粉じんの爆発特性
    ③ 粉じん爆発の評価と安全対策
    ④ 堆積粉じんの発火の特徴
    ⑤ 炭素組成物の粉じん爆発・火災

申込方法

郵便振替での支払を希望される方は,学会HPから1月7日(木)までにお申込みください。クレジットカードでの決済の場合,申込登録は,1月19日(火)まで受付可能です。

登録完了後,郵便振替票付請求書をお送りさせていただきます。参加費は1月15日(金)までにご納入ください(払込期日厳守)。
当日の申込みも会場にて受付けております。

参加申込に関するお問い合わせはこちら
炭素材料学会1月セミナーヘルプデスク
E-mail:tanso-desk[at]bunken.co.jp([at]を@に変更してください。)
FAX:03-5227-8632

日本教育会館へのアクセス(会場までのアクセス)
http://www.jec.or.jp/koutuu/