セミナー

炭素材料学会10月セミナー

「1日でわかるグラフェン入門 −グラフェンの基礎から合成,評価まで−」

カーボンナノチューブが1991年に発見されて以来,ナノカーボン材料の研究開発が盛んに行われ,昨年はグラファイト(黒鉛)の1層分の材料であるグラフェンを単離した研究者がノーベル物理学賞を受賞しました。この受賞より以前からではありますが,特にこの受賞以降,グラフェンへの関心が世界中で爆発的に高まってまいりました。既存の材料と比較して,グラフェンが「最も薄くて軽く」,「最も強い」を備え,電気および熱伝導率が高いことから,タッチ・パネル向け透明導電膜や, THz動作の半導体電子回路,あるいは超高感度センサなど,応用可能性の探索が大学,企業で活発に始まっており,新しい物性も報告されています。
ところが応用中心に目が向けられ,グラフェンの定義も怪しげに話題ばかりが先行しているところがあります。そこで基礎に軸足を置いて,グラフェンの定義から,基礎物性,各種合成方法,評価まで,「1日でわかるグラフェン入門」として国内で最先端の研究開発に携わる講師をお招きしご講演戴きます。


  • 日 時:
  • 2011年10月14日(金)10:00〜17:00
  • 場 所:
  • 日本教育会館707号室
    (〒101-0003 東京都千代田区一ツ橋2-6-2 03-3230-2831)
  • 主 催:
  • 炭素材料学会
  • 協 賛:
  • 日本化学会、電気化学会、日本表面科学会
  • 定 員:
  • 90名
  • 参加費:
  • (消費税およびテキスト代を含む)
    正会員(協賛学協会含)
    賛助会員25,000円
    学生会員5,000円
    非会員35,000円
    学生非会員10,000円
  • プログラム:
    • 1. 10:05〜11:05
    • グラフェン(graphene)とは?
        (北海道大学名誉教授) 稲垣道夫
      1)グラフェン(graphene)という言葉の成り立ち
      2)グラフェンを作製するための3つのルート
      3)グラフェン作製する際の問題点
    • 2. 11:15〜12:15
    • グラフェンFET実現へ向けて
        (東京大学大学院工学系研究科マテリアル工学専攻長)長汐晃輔
      1) 基板へのグラフェン転写とデバイス作製
      2) グラファイトからグラフェンまでの統一的理解
      3) グラフェンデバイスの電気測定
    • 3. 13:25〜14:25
    • 高品質・大面積化を目指したグラフェンのCVD成長
        (九州大学 先導物質化学研究所)吾郷浩樹
      1)CVD法の特徴
      2)Ni金属を用いたCVD
      3)Cu金属を用いたCVD
      4)ヘテロエピタキシャル金属を用いたCVD
      5)CVDグラフェンの物性と応用
    • 4. 14:35〜15:35
    • 化学的手法によるグラフェンの合成と応用
        (兵庫県立大学大学院物質系工学専攻)松尾吉晃
      1)グラフェンの合成について
      2)酸化黒鉛について
      3)薄膜化・化学修飾と合成法による違い
      4)透明導電性薄膜
      5)リチウムイオン電池負極特性
    • 5. 15:45〜16:45
    • SiC上グラフェンの物性評価技術
        (徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究部)永瀬雅夫
      1)SiC上グラフェンの特徴
      2)SiC上グラフェンの層数評価
      3)SiC上グラフェンの局所電子物性評価
      4)SiC上グラフェンの応用技術への期待
  • 申し込方法:
  • 郵便振替での支払いを希望される方は、学会HPから9月28日(水)までにお申込ください。クレジットカードでの決済の場合、申込登録は、10月11日(火)まで受付可能です。
    登録完了後、郵便振替票付請求書をお送りさせていただきます。参加費は10月5日(水)までにご納入ください(払込期日厳守)。当日の申込も会場にて受付けております。

    ■参加申込に関するお問い合わせはこちら
    炭素材料学会10月セミナーヘルプデスク
    E-mail:tanso-desk@bunken.co.jp FAX:03-3368-2827
    日本教育会館へのアクセス http://www.jec.or.jp/koutuu/index.html